グラナドス :組曲「ゴイェスカス」-恋をするマホたちは全4曲の第1部と全2曲の第2部の計6曲から構成されている。
初めてこの曲を聴いたのは数年前、友人に誘われてサロンコンサートに参加させていただいたときに第1曲「愛の言葉」をを聴きました。美しい曲だなぁと思い楽譜を入手したものの、聴いた感じの印象より遥かに難しく、これは歯が立たないなと・・・。
その数年後にピアノの弾き合い会で、この第4曲「嘆き、またはマハと夜鳴きウグイス」を演奏された方がいて、これなら取っ付きやすそうかもと挑戦してみました。
最初のレッスンではグラナドスの亡くなった時のエピソードなどを先生から伺う。
船が撃墜され沈む時、救命ボートに乗ったグラナドスは妻がまだ船に取り残されていることを知って引き返しそのまま帰らぬ人となったのだとか・・・。
メランコリックなこのメロディーが難しい。
特に最初のページは多声部になっているので、パートを取り出して、各パートを弾き分けるように練習。最初から結構弾きにくいなと思いました。
各声部の頂点の位置と納めないといけない位置がずれているので、ついつい右手につられて左手が変な所で大きくなったり、出すべき音がつられて小さく引っ込んでしまったりしないように、ちゃんと整理して、色々なパートの組み合わせで練習。
初めの方がテンポが掴みにくい。あまりもたもた揺れ過ぎずにテンポはキープ。
テーマが少しずつ変化していく。全体に俯瞰して頭の整理をつける。どこがどのくらい変化したのか?特に拍の長さも変化しているので注意。
左手よく練習して、コードの進行を理解。
rit.などの表記も非常に細かくつけられているので、自分なりに理由をつける。新たな始まりのためなのか?ナポリの6のような特別感のあるコードへの前触れなのか?終わりなのか?とにかく、指示が細かいよね・・・w
前打音急いで弾かない。抜いて練習、その流れのままで入れていく。
向かう方向へ腕が先取っていくように。